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まず,ETCユニットが動作する電圧と電流の測定。12V時に0.2Aの電流を消費していました。
0.2Aですので,乾電池で等価な負荷抵抗は7.5Ω。期待できます。 |
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徐々に電圧を下げていったところ,なんと4.8Vまで動作。4.8V時の消費電流は,・・・ |
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0.27Aでした。
もちろんETCゲートとの間で電波を使ったデータ通信をする場合は,もっと消費電流が増えるかもしれません。
しかし,これほどの低電圧まで動作するとは思いませんでした。 |
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マクセルの単三アルカリ電池(アルカリエース)の資料(1995.2)です。7.5Ωの抵抗負荷の場合,約10時間位持つことが判ります。十分実用に耐えます。ただ,毎日電池を交換するのも無駄なので,ゲートを通過する数分前には,スイッチを入れることになります。
この資料は,放電終止電圧0.9Vと規定されています。乾電池は8本直列に使って,12Vとするのですが,放電終止時でも7.2Vです。もう少し低い電圧でも動作するでしょうから,(ゲート通過時にどの程度電流を消費するかわかりませんが,)おそらく8時間以上は使えるでしょう。 |
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組み立てた乾電池駆動のETCです。邪魔な長いケーブルはすべて短くしました。 |
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乾電池ボックスです。単三アルカリを8本直列にしています。電池はタンクバックの下の段に入れます。 |
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アンテナを接続するケーブル。短くして熱収縮チューブで処理してあります。中は8本の線があり接続作業が大変でした。 |
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インジケータへのケーブルも短くしました。こちらは6本の線しか使われてないはずですが,ケーブルそのものは8本ありました。使われてない線は半田付け不用ですが,調べるのが面倒だったので,全部接続しました。 |
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乾電池ボックスとETCユニット本体との間にラインスイッチを入れました。不要なときは電源をオフにするためです。 |
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タンクバックに入れてみました。
見やすいように白い紙を入れました。ラインスイッチは外に出ています。電池と無事動作して,スタンバイランプがついています。
カードが刺さっている本体は,表に出しておく意味がないので,今は電池と一緒にバックの下段に入れて見えないようになっています。見えるのは,アンテナとインジケータのみです。 |
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バイクに取り付けた様子。ETCゲート通過テストも無事終了しました。
ゆっくり通過したせいか,ずいぶん早くゲートが開いたので,びっくりしました。
他のバイクが料金所に並んでいたので,ちょっと注目を浴びたようです。 |
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問題は,乾電池の消耗状態をどうやって知るか?です。10時間程度しか持たないと予想しているので,間違ってスイッチを入れたまま何時間も走っていたりするとちょっと不安になります。
デジタル電圧計をつけるか,乾電池駆動をやめて,バッテリーに接続するコネクタを作るか。しばらく考えてみます。バッテリーに接続する方が安心感はありますね。
でも,ケーブルを引っ張ってくるのは,スマートじゃないので,出がけにテスターでチェックすればいいかな・・・。
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